一回休み


いつもなら長谷川末夫さんの著書「汽車が好き、山は友だち」から抜粋して、戦前、戦中、そして戦後を懸命に生きた一庶民の暮らしを紹介するのですが、こちら(太田)個人の都合で今回は一回お休みとさせて頂きます。

PCに向かえば転記などそれほど面倒な作業ではないのに、たった月に一度の更新も今回ばかりは時間が取れず、ならばと仕方なく素人の不出来な短歌でお茶を濁して終わりにします。
戦争体験者で平和と家族をこよなく愛した末夫さんなら、きっとわかってくれると勝手に思っています。

平成は幸いにも日本が直接戦争をすることはありませんでしたが、それでも自衛隊の海外派遣や武器購入、原発の輸出などによって戦争に加担し、かなりのキナ臭さが漂って来ます。
そのキナ臭さは明らかにどこか我々一般庶民からは見えないところに火種があるからであって、くすぶりはやがて必ず発火します。
1ミリでもキナ臭さを感じたら、大火になる前に何が何でも食い止めなければと思うのです。

戦争や貧困や差別のない、誰もが暮らしやすい時代になりますように。

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春なれど人生の秋の心地して浮世離れの憂き世に憂く日


労働は常に奴隷の役目なり大多数が苦痛の代償に今日のパンを得る


失敗せぬつもりの失敗多々あって95デシベルでラーメン啜り帰る


ひきこもりつなみかろうし国際語その共通言語は人類の悶え


けしからん、厳罰にせよ、利害関係なくとも処罰感情一般化した平成の逝く


子供でも気づくフェイクが新聞社の校閲通る狂気の御世


貧困の固定化進む世となりぬ社会からこぼれし人のなれの果て孤独死


公僕小人閑居して不善を為すブラフの群れと巷間の言ふ


働かせ方改革先月より施行せしもボーっと生きてる民こぞって新元号に酔ふ


「飢えた時、食べ物を少し盗むのは罪ではない」イタリア最高裁は生存権の本質を突く


善行と悪行表裏一体でその汽水域行きつ戻りつ


献血の出来ぬ齢となりてより蚊にせせらるるA型は旨いか


裏取らず反応する正義の人ばかりSNSは愚者の楽園


家刀自のむかし話はループして戦前戦中戦後戦前


日本政府は煙たかろうクルツ首相ヒロシマで瞬時に蒸発したいのちを祈る


常人が考えぬことを強行し「真摯に受け止める」は姑息な呪文


水道水が10パーでミネラルウォーター8パーとや軽減税率理解不能


被災地へすぐに向かえばよいものを先ず結団式出発式の儀式優先


3.11くらい静かにと願へどそれでも吠える外野席


やり方は批判しても生き方を批判しては駄目バカにはバカの生存権あり


家畜トラックが国道沿ひの建物に吸ひ込まれ食肉処理場と知る深夜


モルダウのホ短調からホ長調チェコ独立まで100年と知る


寒き夜に羽毛布団にくるまれば死したる水鳥数十羽の冷たさ


紛争地帯で捕われてカシミヤとなりし山羊のぬくもり


官邸の最高レベルが言っている「我が国固有の領土」って言っちゃダメ


厚労部会長統計不正は追求せず改革のみ説き質問終へり


マスコミに末は総理と煽てられその気になって厚労部会長よいしょ連発


変節せし元総理世襲ならこそ倅にも反原発も世襲させるべきなり


株価のみで好景気強調する大本営子供の貧困率7人にたった1人らしい


血圧の下が100超え続く日よそろそろブチッとキレてやろうか


アベノミクスを自画自賛庶民ではなく富裕層に誇れ


中高年の不始末はわしらが始末せにゃあかんあんたらみんなすぐ辞めなはれ


アメリカが I N F 破棄決定中ロ含めて三つ巴軍拡競争始まる


「バールのようなもの」断定避けるニュースありそれはバール以外の何物でもなし


偏狭で粗暴な思想が蔓延し阿鼻叫喚の国それがニッポン


常識のない人には金があり金のない人には常識がある平成の危うい均衡


社交辞令が氾濫しありがとうの安売りにありがた味薄れて個人主義進む


卑しいものが蔓延って怒り最上級が激おこぷんぷん丸だった平成も終わりぬ


感情論は非建設的で発条が伸びて緩んで停止して平成も負の歴史になる


うらやましひなお上は呆けてござっしゃる省エネモード全開にして


大人げない大人ばかりの昭和から大人になれない平成のフィジカル劣化は致命傷だった


ネットでは誰もがカオナシとなり己の価値観のみ信奉する愚を誇示する


生きるとは感じ悩んで理解して利他の心で暮らすこと


活躍してる人ばかり見える日よ半額だったクリスマスローズまだ咲いてる


ホームレスを見たことない人いないのにホームレスのことを誰も知らない


人を養う土地で人を殺める核の塵ジェノサイドは静かに進む


今年も防衛装備を増やすとや核拡散競争の時代に似てる


日常の中にファシズム潜んでる戦争の反対は平和ではなく無関心


原発を稼働させれば使用済み燃料も増える二河白道恐ろし


アメリカでバカの壁造る人レイムダックはラスコーリニコフ症候群


弱い者に犠牲を強いる戦争の実相少しさみしい春が来た


理不尽が溢れる社会に抗いました私はよく頑張りました


嫉妬社会一抜けたヘイタクシー冬銀河までやっとくれ


アメフトをそもそも知らぬ国民がこぞって評論家になる陥穽の計


魂を売る人それを強いる人晩節と等価交換可能なるらし


妻連れて税で外遊数知れず爆買いのツケは国民が負う




※ 文責、太田



この記事へのコメント

みなと
2019年05月04日 09:19
お早うございます。
全て!!了解しました。(._.)
凄い数の短歌驚きました。
有難う御座いました。
管理 UNION
2019年05月04日 11:29
こちらこそコメントをありがとうございました。<(_ _)>