南埼玉サイクリング

 平成の現代になっては川越や飯能の辺りを自転車で走るということも無くなったろうけれど、この時代に自転車で走るというのはめずらしいことだったのだろう。また東京のこの近くにこれだけの歴史的な遺跡があったり鄙びた風景が続いたとは考えられないが、80年も前の南埼玉はそんなものだった。池波正太郎氏の時代小説を読んでいるとそれからまた80年を前に戻った江戸の四ツ谷や新宿、千住、葛飾がすっかり田舎で怖いくらいな寂しい風景だったことが伺える。今から80年前、160年前のことも想像することによって頭の中に浮かび上がってくることも難しいことではない。こういった時代の記述を楽しいでくれればと思う。

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